おかやまの森と環境
岡山の森林面積
日本の森林は人工林1,000万ha、自然林1,500万haあり、日本の木の成長で十分消費がまかなえるほどですが、現状は約5分の1ほどしか利用していません。岡山県の森林では39%は木材を生産することを主な日的として、人手をかけて育てた人工林です。
昔から人は山の木を利用して生活してきました。ヒノキやスギは、まっすぐにのびて成長が早いので、おもに家の材料として使われてきました。そこで、私たちは木を使うために森にヒノキやスギなどを植えて育ててきました。しかし、価格の安い外材大量輸入により、国産材の使用量が減りました。最近は、かつて林業が盛んであった地域でも、住んでいる人が少なくなり、また、木を育てたり、手入れをしたりする人が少なくなっています。
このため、現在日本の各地の森林の環境が悪くなりつつあります。
森林は水をたくわえる
私たちの使う水は、川の水をおもに利用しています。何日も雨が降らないのに、水がなくならずに流れている秘密は、森林の土にあります。森林の土の中には、落葉のすき間や小さな生き物があけた穴がいっぱいあり、大きなスポンジのように水を蓄えてくれます。
そして、森林は、雨を地下水として蓄え、少しずつ川に流す働きをしています。
また、森の木の根は土の中を網の目のようにはりめぐり、山の土が流れるのを防いでいます。土の上は落ち葉でおおわれ、雨が土をけずり取ったり、流れ出すのを防いでくれます。最近多い水の渇水や土砂崩れは、国産材の使用が減少したため木材の価格低下を招き、森林の手入れができなくなったことに原因があります。最近は国産材も手ごろな価格になったので、住宅に使うと森林の環境保全にも役立ちます。
木は成長する30年間は空気中の二酸化炭素を吸収し、地域に酸素を供給し、森林は空気をきれいにします。30年育った桧の木は住宅の柱として使え、住宅内に二酸化炭素を封じ込むことができ、地球温暖化を防ぐことができます。
このように身近な森林は、私たちの生活になくてはならない大切な働きをしています。


